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年末年始は、太宰治まみれ。
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    今年で7年目を迎える、冬休み恒例となった
    横浜市高等学校演劇連盟の中高生向け演劇ワークショップ
    『アート・ディベロップメント』。
    全10日間のうち、折り返しの5日目を終了しました。

    今年のテーマはすばり、太宰治。
    演劇百貨店の南波圭が、悩みながら題材を探し求め、
    「だって、生誕100周年だから」という
    意外と真っ当な理由で決定したテーマのもと進行しています。

    しかし、そのプログラムはきわめて特異です。
    参加した中高生たちは、ここまで太宰作品を読んでいないのです。
    そのかわり、太宰を知らない参加者たちは、
    ケータイで作品について検索したり、自分と太宰の接点を探したり、
    全集に入っている作品の冒頭の一文をよすがに、
    勝手にストーリーを妄想したり。

    愛人の存在や、心中未遂といった
    ちょっと刺激的なエピソードを発見するごとに、いちいち演劇化。
    みんな、読まずして、めいっぱい太宰まみれ。

    WSが休みとなる年末年始用に、太宰治の小説をいくつか用意して
    「読みたければ、希望者に貸し出しますよ」とアナウンスしたら、
    奪い合いになった末、あっという間に売り切れ。

    作品へのこんな近づき方があってもいいですよね。
    11日の成果発表会では、どんな太宰ワールドが現れるでしょうか。

    | 日記 | 01:40 | comments(0) | - |
    如月小春と星の王子さま
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       演劇百貨店は、活動がはじまってから今月でピッタシ10年になります。10年前の今ごろ始まった、世田谷パブリックシアターの『中学生のためのワークショップ・演劇百貨店』は、冬休みと三学期の週末を経て、春休みの発表会に至りました。

       中学生たちを「指導する側」にいたのは、如月小春と、われらが演劇百貨店店長の柏木陽、そして芸術系・教育系の大学生たちでした。あのときの中学生たちは、順調に行けばいま20代前半ですから、当時の大学生スタッフくらいの年齢になったはずです。

       やい!あのときの中学生たち。立派な大人になったかあ? そうでもないです、なんて自信なさそうじゃないの。まあ、当時の私たちもそんな感じだったから、こりゃ引き分けってとこだな!

       以下に、当時のパンフレットから、如月小春のメッセージを引用します。
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      | 日記 | 02:18 | comments(0) | - |
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